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令和5年度神奈川県商工会議所女性会連合会講演会を開催しました

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令和5年11月29日(水)、11時から、ベイホテル東急(地下2階アンバサダーズボールルーム)において参加者118名を集め関東商工会議所女性会連合会の後援による神奈川県商工会議所女性会連合会講演会を開催しました。

井出佳代子理事(平塚商工会議所女性会 会長)の司会により、河原隆子会長の挨拶後、NPO法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(J-Win)会長理事として、企業におけるダイバーシティ・マネジメントの支援にご尽力されている内永ゆか子氏をお迎えし、「経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント」をテーマにご講演をいただいた。

内永様は、大学卒業後入社された日本IBMにおいて、同社初の女性取締役に就任されるなど、女性活躍の先駆けとして数多くの実績を残され、現在まで多方面でご活躍されている。

講演では、テクノロジーの進化により、ビジネスを取り巻く環境が急速に変化している。従来のビジネスモデルを踏襲するだけでは、企業競争には打ち勝てない。そこで要となるのがダイバーシティ。過去の成功体験に固執するのではなく、多様なバックグラウンドや異なった価値観を持つ人材の有効活用により組織を活性化し、ビジネスでのイノベーション、新たなビジネスモデルを創出するチャンスを生み出す。日本においてダイバーシティの第一歩となるのは女性である。

企業の意思決定に女性が入っている企業の利益率は確実に優れており、企業経営には多様性が必要であることは明確である。しかしながら、女性のキャリアアップを阻害する要因~「将来像が見えない」「仕事と家事/育児とのバランス」「オールド・ボーイズ・ネットワーク」~があり、これを打開していかなければならない。それには女性を登用し、教育する組織としての体制や姿勢が大切で、経営トップのリーダーシップが不可欠である。また一方で、内永様は女性たちへのメッセージとして「自分のキャリアに対する目標を明確に」し、更に大事なものとして「基礎体力をつける」、「全てを完璧にこなそうとはしない」ということを強く訴えられた。

内永様のご講演は、女性経営者にとって非常に有意義な講演となり、参加者が熱心にペンをとられている姿が印象的であった。

 

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